田村建築設計事務所      
TAMURA ARCHITECTS
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チークの家
 

築18年のマンション、1階(下階は駐車場)住戸をリノベーション。

通気性が悪く結露がひどかった寝室、底冷えのする床、収納を増やしたい、設備の老朽化、抱えていた悩みや要求にきめ細かく応えました。

間取りの一新、断熱性能の向上、仕上の更新。

ゴロっとするところがほしいとの希望から畳敷きの小上りスペースを。部屋を暗くしていた低い天井は高く上げ、トンネル状の暗かった廊下は、壁をなくし欄間と引戸で光を採り込みました。

仕上は、床と手に触れる部分にチークを贅沢につかいました。

住みながらの工事をご要望され、1期・2期にわかれて移動しながらの工事となりました。

住所:東京都

用途:共同住宅

規模:73.15u(バルコニー9.75u)

構造:RC造/2階(5階のうち)

築年数:約25年

施工期間:2ヶ月(1期・2期)

施工:工藤工務店

         

BEFORE

低く囲いこむようだった天井を高く上げ、キッチンの吊り戸の壁もなくし天井までオープンに。キッチンまで一体の拡がりと解放感がうまれました。

 
 

 

 

掃き出し窓はカーテンをやめ障子戸に。TV裏の戸袋へ引き込まれます。底冷えのあった床は下地に断熱材を敷き込んで解消されました。

 

 

 

 

 

BEFORE

キッチンは、背面収納を充実させ、吊り戸の壁をなくしました。会話しながら調理できるようになったとご夫人(^0^)。以前は階段の側面にあった収納も背面に集約、今は階段から家人のただいま〜の顔が見えます。

 

 

 

 

BEFORE

階段から見たキッチン。カウンター材はチークの集成材。チークは水に強く舟の甲板にも使われるような木材です。

 

 

 

BEFORE

トンネル状の暗かった廊下は、壁をなくし引戸と欄間で仕切ったことで光が入ります。小上がりまで一体の空間に。

 

   

 

BEFORE

 

納戸部屋だったところを、壁を取り払い小上がりに。客間として、寝室として、昼寝にと使い方はフレキシブル。小上り下は引出し収納。

 

 

 

BEFORE

寝室の引戸と欄間の仕切り。玄関の土間つづきでウォークインクローゼットを設けました。従前は通気性の問題があり壁が結露していましたが、断熱材を増し貼りし、風の通り道をつくったことで解消。

   

 

 

       
photo by:六反田知恵(BEFOREを除く)
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